同じ「アジア料理」でも、隣の国ではぜんぜん違う味がする。食べに行く前にちょっとだけ背景を知っておくと、一皿がもっとおもしろくなる。
🌏 東アジア
🇨🇳 広東料理
蒸す、炒める、素材の味を生かす。中国料理の中でも繊細な部類。飲茶文化の本場で、点心は広東から広まった。調味料に頼らず、素材の甘みで食べさせるスタイルが好き。
広東料理の記事を読む →🇭🇰 香港料理
広東料理がベースだけど、港町独自の進化がある。エッグタルト、BBQ豚(チャーシュー)、茶餐廳の軽食文化。雑多で速くて安い、あの空気感を東京で再現している店がたまにある。
香港料理の記事を読む →🇨🇳 湖南料理
四川とよく混同される。でも別物。四川は「麻辣(しびれ+辛さ)」、湖南は「辣(辛さ)」一本。臭豆腐や農家料理が多く、素朴で直球な辛さ。食べ進むほどじわじわくる。
湖南料理の記事を読む →🇨🇳 四川料理
花椒(ホワジャオ)のしびれと唐辛子の辛さが合わさった「麻辣」が看板。麻婆豆腐、担担麺、回鍋肉の発祥の地。しびれは慣れると癖になる。
四川料理の記事を読む →🇹🇼 台湾料理
夜市文化と麺料理。牛肉麺、魯肉飯、臭豆腐。日本統治の影響で日本っぽさも混じっていて、どこか親しみやすい。東京にも台湾系の店は増えてきた。
台湾料理の記事を読む →🇨🇳 重慶料理
四川と隣接しているが、火鍋文化の本場はここ。激辛の鍋に食材をくぐらせて食べるスタイル。麻辣をダイレクトに浴びたいなら重慶式。
重慶料理の記事を読む →🇨🇳 山東料理
北京料理のルーツになったとも言われる。小麦文化で、饅頭(マントウ)やうどんに近い麺が多い。派手さはないが、素朴でしっかりした味。
山東料理の記事を読む →🇨🇳 西安料理
シルクロードの起点だった街。ウイグルや中央アジアの影響を受け、羊肉と小麦の組み合わせが多い。ビャンビャン麺、羊肉串が代表。東京・高田馬場に本格的な店がある。
西安料理の記事を読む →🇰🇷 韓国料理
発酵と辛味が軸。キムチ、テンジャン、チャンジャ。焼き肉だけじゃなく、スンドゥブ、クッパ、ビビンバなど日常食が充実している。
韓国料理の記事を読む →
🌿 東南アジア
🇻🇳 ベトナム料理
フォーが有名だけど、それだけじゃない。バインミー、ブンボーフエ、バインセオ、ゴイクオン。生野菜とハーブを一緒に食べるスタイルが特徴で、全体的に軽やかで胃に優しい。
ベトナム料理の記事を読む →🇹🇭 タイ料理
ガパオ、グリーンカレー、トムヤムクン。ハーブ・ナンプラー・ライムの組み合わせが核心。甘・辛・酸のバランスが絶妙で、一皿でいろんな味がする。
タイ料理の記事を読む →🇲🇾 マレーシア料理
マレー系・中華系・インド系が混在した多民族の食文化。ナシレマ、ラクサ、バクテー。同じ「マレーシア料理」でもルーツによって全然違う味が出てくるのがおもしろい。
マレーシア料理の記事を読む →🇮🇩 インドネシア料理
ナシゴレン(炒飯)、ミーゴレン(炒め麺)、サテ(串焼き)が有名。ケチャップマニス(甘い醤油)が味のベースになっていることが多く、どこかほっとする甘さがある。
インドネシア料理の記事を読む →🇲🇲 ミャンマー料理
東南アジアの中で一番知られていない料理のひとつ。油を多めに使い、発酵食品(茶の葉、エビペースト)が随所に登場する。タイ料理に似ているようで全然違う。
ミャンマー料理の記事を読む →🇵🇭 フィリピン料理
アドボ(酢と醤油で煮込んだ肉料理)、シニガン(酸っぱいスープ)が代表的。酸味と甘みが共存する家庭料理の印象が強い。東京では蒲田・上野エリアに集まっている。
フィリピン料理の記事を読む →
🌶 南アジア
🇮🇳 南インド料理
ミールスが代表。ご飯の上にいくつものカレーや副菜が並ぶ定食スタイル。ドーサ(発酵した薄焼きパン)、サンバル(豆のスープ)など、北インドとは別物の軽やかさがある。
南インド料理の記事を読む →🇮🇳 北インド料理
ナンとカレーのイメージはここから来ている。バターチキン、パラクパニール、タンドールで焼いたもの。南インドと比べると、乳製品を多く使うのが特徴。
北インド料理の記事を読む →🇵🇰 パキスタン料理
インドと同じスパイスを使いながら、肉料理の比重が高い。ニハリ(牛すね肉の煮込み)、ビリヤニ、カラヒ。インドの延長でもなく、独自の濃厚さがある。東京・大久保エリアに本格的な店が多い。
パキスタン料理の記事を読む →🇧🇩 バングラデシュ料理
魚と野菜中心の料理が多い。インド・パキスタンより油が少なく、やさしい味のものが多い印象。日本人には食べやすいことが多い。
バングラデシュ料理の記事を読む →🇱🇰 スリランカ料理
ミールスに似たスタイルで、ご飯にカレーを添えて食べる。スリランカのカレーはカツオだしを使うことがあり、どこか和食に近い旨みがある。ポルサンボルというスパイシーなふりかけが独特。
スリランカ料理の記事を読む →🇳🇵 ネパール料理
ダルバート(豆のスープ定食)が基本。インド料理と重なる部分もあるが、より素朴でシンプル。モモ(蒸し餃子)も外せない。新宿・高田馬場周辺にネパール人経営の店が多い。
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🏕 中央アジア
☪️ ウイグル料理
中国の新疆地区の料理だが、文化的には中央アジアに近い。羊肉と小麦が中心で、ラグメン(手打ち麺)、羊肉串、サムサ(焼きパイ)が代表的。スパイスの使い方が独特。
ウイグル料理の記事を読む →🇲🇳 モンゴル料理
遊牧民の食文化が基本。羊・牛の肉料理と乳製品が中心。ホーショール(揚げ餃子)、ツィヴァン(炒め麺)など。東京での選択肢はまだ少ない。
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🕌 中東
🇹🇷 トルコ料理
フランス・中国と並んで「世界三大料理」と言われる。ケバブ、メゼ(小皿料理)、ピラフ、バクラヴァ(菓子)。素材を生かす料理が多く、くどくない。
トルコ料理の記事を読む →🇮🇷 イラン料理
サフランと米文化が核心。ポロ(炊き込みご飯)、コレシュ(シチュー)、ケバブ。中東料理の中では意外に繊細で、甘酸っぱい味のものも多い。
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